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ファームウェア(BIOS/UEFI)
コンピュータ上でLinuxを起動する際、最初に実行されるソフトウェアがファームウェアです。代表的なファームウェアにはBIOSとUEFIがあります。これらは、ハードウェアの初期化とオペレーティングシステムのブートプロセスの開始を担当します。
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BIOSとは
BIOS(Basic Input/Output System)は、初期のコンピュータで使用されていたファームウェアです。以下の役割を持ちます。
項目 | 説明 |
---|---|
ブートローダーの読み込み | ブートデバイス(ハードディスク、CD/DVD、USBなど)を検出し、ブートローダーをメモリに読み込みます。 |
デバイスの動作制御 | 各種ハードウェアデバイス(キーボード、マウス、ディスクドライブなど)の基本的な動作を制御します。 |
基本的な入出力制御 | システムの基本的な入出力操作を提供し、オペレーティングシステムが起動するまでの間、ハードウェアとのやり取りを可能にします。 |
UEFIとは
UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、BIOSの後継となるファームウェアです。より多くの機能が追加されており、現在の多くのコンピュータで使用されています。
項目 | 説明 |
---|---|
役割 | BIOSと同様に、ハードウェアの初期化とオペレーティングシステムの起動を担当します。 |
拡張機能 | GUIベースのセットアップ画面、ネットワークブートサポート、セキュアブート、より大きなディスクサイズのサポート(GPTパーティション)などが含まれます。 |
互換性 | BIOS互換モード(CSM:Compatibility Support Module)を提供し、古いオペレーティングシステムやデバイスとも互換性を持たせることができます。 |
BIOS/UEFIのセットアップ画面の呼び出し
BIOSまたはUEFIのセットアップ画面は、コンピュータの起動直後に特定のキーを押すことで呼び出すことができます。以下が、一般的なキーです。パソコンメーカーによってキーの組み合わせは様々です。
BIOSセットアップの画面
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BIOS/UEFIの種類 | セットアップ画面の呼び出しキー |
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通常のBIOS | Del キーまたはF2 キー(メーカーによる) |
UEFI | Esc キー、F10 キー、F12 キー、またはDel キー(メーカーによる) |
まとめ
BIOSおよびUEFIは、Linuxを含むオペレーティングシステムを起動するために不可欠なファームウェアです。BIOSは基本的な入出力操作とデバイスの動作制御を行いますが、現在ではUEFIが広く普及しており、より高度な機能と拡張性を提供しています。
UEFIは、GUIベースのセットアップ画面、ネットワークブート、セキュアブートなどの機能をサポートし、より大きなディスクサイズを扱うことができます。BIOSやUEFIのセットアップ画面にアクセスすることで、システムの設定やトラブルシューティングが可能です。