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Linuxコマンド演習53

以下のコマンドの演習を行います。

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01:フォアグラウンドでsleepコマンドを実行する。

・sleepコマンドの前に、まず、フォアグラウンドでlsコマンドを実行してみます。

$ ls
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 ls コマンド自体は一瞬で実行が完了してしまうため、バックグラウンドで実行するメリットを体感することができません。

・次に「sleep 10」コマンドを実行します。

$ sleep 10

 フォアグラウンドでジョブを実行する場合、実行中のジョブの終了を待つ必要があるため、10秒間、ターミナル上での操作に制限がかかります。「sleep 10」 は10秒間何もせずに待機するコマンドです。

演習02:バックグラウンドでsleepコマンドを実行する。

 バックグラウンドジョブは、フォアグラウンドジョブとは異なり、バックグラウンドで実行されます。これにより、コマンドがバックグラウンドで行われ、プロンプトが返ってきて、他の作業を続けることができます。

・再度、sleepコマンドをバックグラウンドのジョブとして「sleep 10 &」と入力して実行します。

$ sleep 10 &
[1] 3905

 sleep 10 コマンドがバックグラウンドで実行され、ジョブIDが表示されます。その後、プロンプトが返ってきます。

 [1] はジョブが1番であることを示しています。右側の数値「3905」はプロセスIDです。プロセスIDは、システム全体で一意な数値ですが、ジョブIDは、端末ごとに割り当てられます。

演習03:フォアグラウンドでfirefoxを実行します。

・フォアグラウンドでfirefoxを実行します。

$ firefox
[Parent 3936, Main Thread] WARNING: No marshaller for signature of signal 'PropertiesChanged': 'glib warning', file /builddir/build/BUILD/firefox-115.7.0/toolkit/xre/nsSigHandlers.cpp:167

** (firefox:3936): WARNING **: 23:58:55.690: No marshaller for signature of signal 'PropertiesChanged'

firefoxが起動します。

ターミナルでの操作ができなくなります。

・firefoxを閉じます。

すると、ターミナルで再び、操作ができるようになります。

[ERROR viaduct::backend::ffi] Missing HTTP status
[ERROR viaduct::backend::ffi] Missing HTTP status
$