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Linuxコマンド演習43

以下のコマンドの演習を行います。

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01:’data.txt’ ファイルを作成します。

・’data.txt’ ファイルを作成します。

「vi data.txt」と入力します。

 viエディタで「i」キーを押して、挿入モードにして下記のテキストをコピーして貼り付けて保存します。viエディタで保存して終了するには、「Esc」キーを押してコマンドモードにして「:wq」と入力します。

【data.txtの内容】
1:orange:オレンジ
11:grape:ぶどう
13:peach:もも
53:cherry:さくらんぼ
997:apple:りんご
21:melon:メロン
8:banana:バナナ
演習02: cut コマンドを使用して果物の英単語を抽出する。

・「data.txt」から2番目のフィールド(英単語)だけを抽出します。

オプション 「-d:」 で区切り文字を指定します。ここではコロン「 : 」を指定します。

 オプション「-f」で切り出す範囲を指定します。ここでは 2 番目のフィールドだけを切り出したいため「-f2」を指定しています。

$ cut -d: -f2 data.txt
orange
grape
peach
cherry
apple
melon
banana
演習03: cut コマンドを使用して果物の英単語を抽出して辞書順にソートする。

・「data.txt」から2番目のフィールド(英単語)だけを抽出して辞書順にソートします。

cutコマンドの出力結果をsortコマンドに渡します。

$ cut -d: -f2 data.txt | sort
apple
banana
cherry
grape
melon
orange
peach
演習04:’/etc/passwd’ ファイルの行数、単語数、バイト数を表示する。

・’/etc/passwd’ と ‘/etc/hosts’ ファイルの行数、単語数、バイト数を表示します。

ファイルの行数、単語数、バイト数の順で表示されます。

$ wc /etc/passwd
  49   96 2534 /etc/passwd
$ wc /etc/hosts
  2  10 158 /etc/hosts
演習05:パイプを使用してテキストを受け取り、単語数を表示する。

・パイプを使用して標準出力からテキストを受け取り、単語数を表示します。

$ echo "Hello world, how are you?" | wc -w
5
演習06:’/etc/passwd’ ファイルの行数と単語数を表示する。

・「<」 を使用してファイルから直接、wcコマンドに入力して行数と単語数を表示します。

$ wc -l -w < /etc/passwd
  49   96
演習終了時の作業:ファイルの削除

・この演習で作成したファイルを削除します。

$ rm data.txt