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Linuxコマンド演習41

以下のコマンドの演習を行います。

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01:’data.txt’ ファイルを作成します。

・’data.txt’ ファイルを作成します。

「vi data.txt」と入力します。

 viエディタで「i」キーを押して、挿入モードにして下記のテキストをコピーして貼り付けて保存します。viエディタで保存して終了するには、「Esc」キーを押してコマンドモードにして「:wq」と入力します。

【data.txtの内容】
1:orange:オレンジ
11:grape:ぶどう
13:peach:もも
53:cherry:さくらんぼ
997:apple:りんご
21:melon:メロン
8:banana:バナナ
演習02:’data.txt’ ファイルを辞書順にソートする。

・’data.txt’ ファイルを辞書順にソートします。

デフォルトでは辞書順にソートされます。

$ sort data.txt 
11:grape:ぶどう
13:peach:もも
1:orange:オレンジ
21:melon:メロン
53:cherry:さくらんぼ
8:banana:バナナ
997:apple:りんご

1文字目(1→2→5→8→9)を見てソートをしています。

演習03:’data.txt’ ファイルを数値でソートする。

・’data.txt’ ファイルを数値で昇順にソートします。

文字列ではなく数値としてソートしたい場合には、-n オプションを指定します。

$ sort -n data.txt
1:orange:オレンジ
8:banana:バナナ
11:grape:ぶどう
13:peach:もも
21:melon:メロン
53:cherry:さくらんぼ
997:apple:りんご
演習04:’data.txt’ ファイルを数値で降順にソートする。

・’data.txt’ ファイルを数値で降順にソートします。

数値として降順にソートしたい場合には、-nr オプションを指定します。

$ sort -nr data.txt
997:apple:りんご
53:cherry:さくらんぼ
21:melon:メロン
13:peach:もも
11:grape:ぶどう
8:banana:バナナ
1:orange:オレンジ
演習05:「 : 」をデリミタとして ‘data.txt’ ファイルを2列目でソートする。

・「 : 」をデリミタとして ‘data.txt’ ファイルを2列目で昇順でソートします。

-t オプションでデリミタを指定し、-k2 オプションで2列目のみをキーとして指定。

$ sort -t ':' -k2 data.txt
997:apple:りんご
8:banana:バナナ
53:cherry:さくらんぼ
11:grape:ぶどう
21:melon:メロン
1:orange:オレンジ
13:peach:もも
演習終了時の作業:ファイルの削除

・この演習で作成したファイルを削除します。

$ rm data.txt