ディスクの増設

ここでは、VirtualBoxのゲストOSにディスクを増設する方法を解説していきます。

1.ゲストOSの選択

・起動するゲストOSを選択して「設定」アイコンをクリックします。


2.ストレージの選択と追加

・ストレージを選択して、「コントローラー:SATA」の「ディスクを追加」ボタンをクリックします。

3.ハードディスク選択

・「ハードディスク選択」では、「作成」ボタンをクリックします。


4.仮想ハードディスクのファイルタイプ

・「VHD(Virtual Hard Disk)」を選択して、「次へ(N)」をクリックします。


5.物理ハードディスクにあるストレージ

・「次へ」をクリックします。

6.ファイルの場所とサイズ

・ファイルの保存場所を選択し、ファイル名に、ここでは「Disk2.vhd」と入力して「完了ボタン」をクリックします。

ディスクのサイズは、デフォルトの20GBで作成します。


7.ハードディスク選択

「Not Attached」に作成した「Disk2.vhd」があります。

・「Disk2.vhd」を選択して、「選択」ボタンをクリックします。


8.追加されたディスクの確認

ストレージ一覧の「コントローラー:SATA」に「Disk2.vhd」が追加されていることが確認できます。

・「OK」ボタンをクリックします。


9.Linux(CentOS7)を起動します。

・ログインして、端末(ターミナル)を起動します。


10.増設ディスクしたディスクを確認します。

fdiskコマンドで増設されたディスクを確認します。

・rootユーザーに切り替えて、「fdisk -l」コマンドを実行します。

$ su -
パスワード:
最終ログイン: 2024/02/10 (土) 03:58:31 JST日時 pts/0
# fdisk -l

Disk /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
Disk label type: dos
ディスク識別子: 0x000a53d9

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sda1   *        2048     2099199     1048576   83  Linux
/dev/sda2         2099200    41943039    19921920   8e  Linux LVM

Disk /dev/sdb: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト


Disk /dev/mapper/centos-root: 18.2 GB, 18249416704 bytes, 35643392 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト


Disk /dev/mapper/centos-swap: 2147 MB, 2147483648 bytes, 4194304 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト


 「Disk /dev/sdb: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors」の出力より、「/dev/sdb」として認識されていることが確認できます。

ディスクのサイズが下記のように18.2GBとなっていますが、

21474836480/1024/1024/1024 = 20GB

増設したディスクのサイズが、20GBでしたから、ちゃんと認識できていることが確認できます。